Black Beauty (Sewell, 2000)

翻訳中の作品

時は19世紀。当時、人々の移動には馬が欠かせませんでした。
著者のアンナ・シュウェルは、そんな時代に馬を題材にして最初で最後の小説を執筆しました。
馬だって酸いも甘いも経験しているのです。さあ、馬の世界をのぞいてみませんか?

この作品を選んだ理由
・学習者向けの本なので、難しい単語や文構造がない
・シンプルな文だからこそ、どのような工夫をして訳せるか練習できる
・古い時代の社会階級などという文化的要素の訳出の練習にもなる


いくつかの章ごとに概要と人物相関図をまとめてみました。
翻訳練習の中で得られたアイデアを基にした記事も紹介しています。
注:イラストはイメージです。

Introduction -「Black Beautyの背景」

アンナ・シュウウェルが生きた時代はどのようなものだったのか、一体馬はどのような存在だったのか、が描写されています。

ここでは、翻訳に取り掛かる前に決めるべきことをご紹介します。
「どのように翻訳するか-どういう文体で翻訳するか?」
それを決める理由のひとつを紹介している記事(目的によって変わる翻訳)をぜひご一読ください☺

その理由(目的)に応じて、言葉選びも変わってきます。日本語特有のニュアンスの違いについての記事(ちがいはなんだ?:眠い/眠たい)もあるので、上の記事と一緒にどうぞ!

Chapter 1 & 2 -「母の教え」

Black Beautyは幼い頃、優しい牧場主、母、友達と穏やかに暮らしていました。そこで、大人になるために必要なことを教えてもらうのでした。

母の愛や牧場主さんの愛を感じるセリフが多い章なので、”〜, my dear”や”〜, my love”のような呼びかけがたくさん含まれています。このような言葉はどのように翻訳せば良いでしょうか?
ん(´⊙ω⊙`)?と思った方は、こちら(どこまでが『翻訳調』か – terms of endearment から考える)をお読みください!

Chapter 3 & 4 -「新天地での生活」

大人になったBlack Beautyは、Birtwick Parkのお屋敷に引き取られ、荷物運びなどの仕事をするようになります。新たな仲間との生活が始まりました。

Chapter 5, 6, 7 & 8 -「厩務員との関係」

Birtwick Parkには、ベテランから新人の厩務員までいました。それぞれの厩務員は馬としっかり信頼関係を築いています。

ここまでくると、登場人物がかなり増えてきましたが、それぞれが持つ性格を翻訳にも表したいものです。性格と言葉についての記事(あなたの一人称は? 性格が出てるとか。)も読んでみてください!

Chapter 9 & 10 -「馬の使命」

Black Beautyは、自慢の脚力でお屋敷の夫人を救います。しかし、そのせいで体調を崩してしまうのでした。

Chapter 11, 12 & 13 -「二度目のお引っ越し(田舎の裕福なおうちへ)」

前のご主人が外国に引っ越したので、またお引っ越しをすることになりました。ここで待ち受けていたのは、前のお屋敷よりも厳しい生活でした。

Chapter 14 & 15 -「三度目のお引っ越し(都会の貧しいおうちへ)」

Black Beautyは怪我で足を故障してしまい、売りに出されてしまいます。次のご主人は貧しくも優しい御者でした。

Chapter 16 & 17 -「行き場を探して」

家計が苦しいご主人は、稼ぎを増やすために引っ越すことにしました。そして、Black Beautyはまた引っ越しをすることになったのです。

Chapter 18 -「運命的な再会」

次の引き取り先は、最初のご主人の知り合いでした。なんとその当時幼かった厩務員の少年と奇跡的な再会を果たすのです。

翻訳に興味を持ってくださったみなさま、ここで紹介した記事と一緒に翻訳のあれこれ考えてみませんか☺️?

Sewell, A. (2000). Black beauty. London: Penguin Books Ltd.

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